2023年度 360度カメラおすすめランキング
タイプ別のおすすめの360度カメラをAmzonでのレビュー評価や実機レビュー、人気を元にランキングNo1を紹介します。
静止画カメラタイプ
RICOH THETA SC2
ハイエンドタイプ
動画カメラタイプ
GoPro MAX
360度カメラとは
360度カメラとは複数のレンズで撮影して、映像をつなぎ合わせて合成することで上下左右360度までを撮影できるカメラです。
別名、全天球カメラ(全天球パノラマ)/全天周カメラ(全天周パノラマ)とも言います。
一昔前は複数のカメラをつなぎ合わせる巨大な装置が必要でしたが、最近では前後2枚のレンズで360度撮影できるコンパクトな360度カメラが主流です。
ワンボタンで簡単に撮影できるようになったのでカメラ初心者の人も簡単に撮影できます。
360度カメラはスマートフォンのカメラやコンデジ/一眼レフと比べて、新しい映像が取れるので、人気のジャンルとして発売されるカメラの種類が増えています。 当サイトではタイプごとに360度カメラの特徴を比較して目的に合ったおすすめの360度カメラを選べるようにポイントを解説していきます。
360度カメラの仕組み
原理を簡単に解説します。
こちらの図のように2つの広角レンズでそれぞれ撮影します。
2枚の映像の重なり合うところを綺麗に合成することで、1枚の画像にしています。
この画像の合成のことをスティッチングと呼びます。
スティッチング精度が高いカメラではつなぎ目がほとんどわからない綺麗な360度画像になります。
360度画像(静止画)とは
上記画像をドラッグ/フリックすると上下左右自由に操作することができます。
動いているため動画のように感じますが画像をプログラムで動かしているだけなので静止画になります。
360度動画とは
上記動画をドラッグ/フリックすると上下左右自由に操作することができます。
画質が粗い場合は右下の歯車マークを押して画質を上げてください。
360度動画は再生にマシンパワーと通信量を必要とするので、環境が整っていないとうまく再生できない可能性があります。
360度カメラの撮影シーン
360度画像の魅力は平面の写真では表現不可能なリアルな世界を表示することができ、その場にいるような臨場感を味わえることです。
旅行先の風景/アクションスポーツ撮影/水中撮影/夜景・天体撮影では迫力があり見栄えがする写真が撮れます。 自撮り/集合写真/アート写真にも適しています。
ビジネスシーンでも活用が広がっていて、お客様に実際に入ったような感覚で屋内を見てもらうことが可能です。 不動産/マンション等の物件紹介や建設現場の記録をはじめ、店舗紹介/レストラン/結婚式場などの施設紹介などでは今後当たり前のように使われるようになるでしょう。
360度画像の閲覧方法
PC/スマートフォン
撮影した画像はPC/スマホ/タブレットで上下左右360度で閲覧するアプリが各メーカから出ています。
VRゴーグル
OculusやPlayStationVRのようなVRゴールを通してみることで没入感の高いVR映像として閲覧できます。
SNS
360度対応しているSNS(Facebook/LINE)にはそのままシェアできます。
その他のSNS(twitter/Instagram)では加工してシェアしたり、対応サービスのURLをシェアできます。
対応サービス
theta360.com/Youtube(動画のみ)/Googleストリートビューに無料でアップしてアップ先で閲覧することができます。
Webサイト
サイト運営者はhtmlサイト/wordpress/ブログに360度画像/動画を貼ったり、Web広告に360度画像を出稿して集客することができます。
クラウドストレージ
Googleフォト/Ficker等のクラウドストレージも360度画像に対応しています。
360度カメラの選び方
カメラを選ぶポイントを説明します。価格だけでなく撮影目的や利用シーンに合う360度カメラを選びましょう。
Point1
静止画性能
カメラの基本になる性能です。
画素数
画素数は性能のベースになる部分です。
現在は4K画質相当の360度カメラが主流です。PCやスマートフォンで高画質に楽しむには4K相当の画素数が必要で、4K画質以下のカメラだと画像が粗く感じるでしょう。
スティッチング(つなぎ目処理)
360度カメラは複数のレンズから画像を合成して1枚の写真を撮ります。
スティッチングとは画像同士のつなぎ目の処理のことで、スティッチング性能が高いとつなぎ目がわかないぐらい自然に処理されています。
スティッチング性能が悪いと画質が良くても臨場感が台無しになります。
画質だけでなく作例を360度画像をぐるっと回してみて、つなぎ目の自然さも確認しましょう。
撮影モード
デジタルカメラ同様に多彩な撮影モードが用意されている360度カメラがお勧めです。
セルフタイマーやリモートシャッター等の撮影モード、ノイズ低減撮影/DR補正撮影/HD合成撮影など撮影シーンに応じた画質モード、インターバル撮影/連射撮影などの撮影間隔モードなどがあります。
夜間性能
360度カメラは夜の街の明かりや星空の撮影シーンと非常に相性が良く、迫力のある写真が取れます。
夜間撮影の頻度は高い場合、夜間性能は重要なポイントです。
1度に全方向撮影するため、ノイズ処理が通常のカメラよりも難しく、性能に差がつきやすくなります。
夜間性能が悪いカメラでは、暗くてほとんど映らない、明るい部分がつぶれてしまって細部がわからないなど綺麗な写真を撮ることが難しくなります。
夜景の作例も確認してから購入しましょう。
Point2
動画性能
360度動画を撮りたい場合の性能です。 動画性能の高いカメラは非常に高額になるので、動画をメインで撮影する予定のない場合は割り切ったほうがお得です。
動画画質
動画の画素数は静止画の画素数より落ちることがあります。
現在は4K画質相当の360度カメラが主流です。Youtubeでは4Kの360度動画にも対応しているので動画をたくさん撮りたい人には重要な項目です。
一部の業務用カメラには4K動画以上の解像度で撮影できる機種もあります。この場合、閲覧するデバイスにも相応の性能が求められます。
スティッチング(つなぎ目処理)
静止画360度と同様に360度動画でも複数のレンズから画像を合成して1枚の写真を撮ります。
つなぎ目が目立つとせっかくの3臨場感が台無しになります。
360度動画を再生しながらぐるっと回してみて、つなぎ目の自然さも確認しましょう。
撮影モード
静止画360度と同様に360度動画でも多彩な撮影モードが用意されている機種がお勧めです。
夜間性能
静止画360度と同様に360度動画でも夜の街の明かりや星空の撮影シーンと非常に相性が良く、迫力のある写真が取れます。夜景の作例も確認してから購入しましょう。
手振れ補正
全方向を撮影するため通常のビデオカメラに比べて揺れを非常に大きく感じます。 手振れの強い360度動画は酔いやすく見れたものではありません。手振れ補正が強力な機種がお勧めです。
マイク
音声を360度空間に対応させて録音できる機種もあります。
360度空間音声とは再生時に向いている方向に合わせて音声の強弱が変わる機能です。
ヘッドマウントディスプレイで見るときに特に臨場感が出ます。
ライブストリーミング性能
360度動画でライブストリーミング配信できる機種もあります。
ライブストリーミングとは映像をほぼリアルタイムに配信する機能です。
Youtube/Facebook/Twitterなどのサービスは360度ライブストリーミング配信可能です。
連続撮影時間
特に360度動画は撮影時にマシンパワーを使い、熱問題で一度に長く撮影することが技術的に難しいため、1度に取れる最大撮影時間に制限を設けている場合があります。動画中心に撮影を考えている場合は、撮影時間に収まるか確認してから購入しましょう。
360度動画はカメラだけでなく編集用/閲覧用のデバイスのスペックや快適な通信環境も要求されます。 購入時にはカメラだけでなく編集用/閲覧用のデバイスのスペックが十分かどうかも確認しましょう。
Point3
機能性
画質性能だけでなく便利な使い方ができる性能が備わっているか確認しましょう。
操作性
本体の形状によって撮影のしやすさに差が出ます。操作性の良い機種は簡単に使うことができるのでストレスなく撮影できます。
バッテリー性能
本体のバッテリーが内蔵されている機種が多くあります。特に360動画を中心に撮影するときには電池使用量も大きいのでバッテリー性能が重要になります。中にはバッテリーを交換できる機種もありますが、取り換え不可の機種が大半です。その他、電源/スマートフォンから給電するタイプのカメラもあります。
連携サービス
WEBサイト/ブログ等に360度画像を張り付けることができるサービスが用意されているメーカーがあります。
ブラウザ上でぐるぐる360度画像を表示/操作できるので見る人がきっと驚くでしょう。
当サイトでもこの機能を利用して360度画像を表示していますので触ってみてください。
その他にGoogleストリートビューに投稿できる連携機能を持つカメラもあります。
Point4
アプリ
パソコンやスマートフォンのアプリで見ないと360度で画像が表示されません。そのためアプリの性能も重要な評価項目です。
アプリ機能
自分が映り込みたくないときにはリモート撮影などアプリを通して操作する場面が多くあります。
また専用のソフトを通して表示しないと360度で見ることはできません。
アプリの代表機能はカメラの操作機能、撮影した画像の閲覧機能、編集機能、SNSへの共有機能です。
対応デバイス
スマートフォンだけでなくPCにもソフトが用意されているかどうかもチェックしましょう。
通信性能
液晶ディスプレイがついていないものが多く、通常はスマートフォンなどに無線LAN転送して閲覧します。
無線性能が良いと快適に操作できますが、無線性能が悪い場合は転送時間も多くかかるため使いにくくなります。
特に高画質な360度画像/動画を撮影するときにはデータ量が大きくなるので転送速度はより重要性が増します。
また、無線の転送速度だけでなく接続性(つながりやすい/切れにくい)も重要です。
無線接続は使用頻度が高いので性能の良い360度カメラを選びましょう。
スマートフォンに直接コネクタで接続するタイプの360度カメラでは無線性能は不要です。
バージョンアップ
PC/スマホアプリのバージョンが上がると今まで使えていたアプリが使えなくなる可能性があります。
新機能も追加されてより便利になることがあるので、頻繁にパージョンアップ対応してくるメーカーがお勧めです。
Point5
アフター
性能/機能だけでなくアフター/サポート体制の重要性が高いです。
日本語サポート体制
海外メーカーの場合、日本語でのサポートが十分とは言えない機種が多くあります。
自力でトラブルを解決できる人以外は説明書/サポートセが充実した日本メーカーがお勧めです。
情報充実度
新しいジャンルなのでカメラだけ持っていても使いこなすことは容易ではありません。
ネットや書籍で撮影方法/活用情報が充実している機種がお勧めです。
対応アタッチメント
撮影シーンに合わせたアタッチメントがあるかどうか確認しましょう。
人気機種はメーカー純正以外にもサードバーティが便利な付属品を販売しているケースもあります。
特に屋外やマリンスポーツで長時間を撮影するシーンで防滴/防水ハウジングケースでカバーできる機種もあります。
*中には最初から防水対応されているカメラもあります。
使いたいシーンに合わせた付属品が発売されているかどうかも事前に確認しましょう。
360度カメラのタイプ
カメラのタイプを説明します。タイプ別の特徴を理解して自身の用途に合う360度カメラを選びましょう。
Type1
ハンディータイプ
手にも馴染みやすい最もスタンダードなタイプです。
ポイント
- 手持ちの撮影がしやすく、サッと撮りたいときにすぐ撮影できて便利
- 三脚やその他アクセサリーとの相性も良く幅広いシーンに対応可能
Type2
アクションタイプ
スポーツなどアクティブなシーンに強いタイプです。
ポイント
- 小型のため動きの激しいシーンでも携帯しやすい
- 防水やマウント系のアクセサリーとの相性も良く幅広いシーンに対応可能
Type3
スマホ直挿しタイプ
カジュアルに使いたい方向けのタイプです。
ポイント
- スマホとの連携がしやすく、接続トラブルが少ない
- 撮影時間はスマホの容量に依存するので長時間利用には向かない
Type4
業務用タイプ
ビジネスシーンでの利用に対応したタイプです。
ポイント
- ハードウェアとしての性能が高く、画質や耐久性などの品質が高い
- 製品によっては数十万円~のものもあり高額
Type5
半天球タイプ
180度方向の撮影に対応したタイプです。
ポイント
- 部品数や性能面から安価な傾向がある
- 視野が360度カメラの半分になるため、天井や壁に設置するときなどシーンが限定される
Type6
レンズタイプ
スマホのカメラレンズの上に装着するタイプです。
ポイント
- 千円台から購入でき非常に安価
- 360度カメラと比較して画質は良くないが入門用として検討もあり
おすすめの360度カメラ
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360度カメラ総合ランキング
総合力が高い機種をランキング形式で紹介します。