RICOH THETA SC2 for Businessとは

RICOH THETA SC2 for Businessは2020年3月に発売された、360度カメラTHETA SC2から派生したビジネス専用モデルです。初めてビジネスで360度カメラを使用される際はTHETA SC2 for Businessが最もオススメです。
価格は3万円台、THETA SC2の特徴である動画画質が4K、電池残量などが確認できるOLEDディスプレイの採用など、性能/機能面でほぼ変わりはありません。
特に今回初めて搭載されたプリセットでは、カメラ初心者でもシーンに応じたきれいな写真が撮れるようになっているため、今回初めて360度カメラを手にする方をしっかりと配慮した機能と言えます。
ただし大きく変わる点が2つあります。それはプリセットです。THETA SC2では顔、夜景、車窓というコンシューマーに特化したモードでしたが、THETA SC2 for Businessはこれが室内撮影用プリセットである「Room」に変更となっています。またこれが起動時デフォルトで立ち上がるため、撮影に不慣れな方でも不動産屋、自動車内装、建築内装などの綺麗な写真が撮ることが出来ます。
またもう一つの違いはTime Shift Shooting機能の搭載です。これは前後2つのレンズを同時ではなく、片方ずつ撮るモードです。これにより自分自身が映り込みたくない場合、死角になる方のレンズに回り込みながら撮ることで、人が映らない写真が撮れます。これも不動産写真や屋外の広い会場写真等で重宝される機能です。
いずれも三脚などで固定した撮影を想定したモードですので、手持ちや自撮り棒をメインで使用される方はTHETA SC2などを検討した方が良いですが、不動産業や自動車販売業の方々にはおすすめのモデルとなります。

RICOH THETA SC2 for Businessの性能

RICOH THETA SC2 for Business

総合人気No1:THETA SC2のビジネス専用モデル
メーカー RICOH(日本)
発売日 2020/3
寸法 45.2×130.6×22.9mm
重量 約104g
内蔵記憶 14GB
外部記憶 -
外部端子 microUSB2.0
項目 評価
静止画性能 4.5/5.0
動画性能 4.5/5.0
機能性 5.0/5.0
アプリ 4.5/5.0
アフター 5.0/5.0
総合評価 5.0/5.0

Point1

静止画性能

画素数

5376x2688px(5.6K/14MP)

スティッチング(つなぎ目処理)

目立たず綺麗

撮影モード

オート、シャッター優先、ISO優先、マニュアル
セルフタイマー撮影、リモート撮影、ノイズ低減撮影、DR補正撮影、HDR合成撮影、インターバル撮影、マルチブラケット撮影、プリセット(Room)、Time Shift Shooting

夜間性能

夜景・星空も対応

Point2

動画性能

動画画質

3840×1920px(4K):29.97fps
1920×960px(2K):29.97fps

スティッチング(つなぎ目処理)

目立たず綺麗

撮影モード

オート
リモート撮影

夜間性能

夜景・星空も対応

手振れ補正

本体ジャイロ補正,アプリ補正

マイク

モノラル

ライブストリーミング性能

非対応

連続撮影時間

最大3分

Point3

機能性

操作性

-

バッテリー性能

内臓バッテリー:静止画で約260枚撮影可能

連携サービス

theta360.com、theta360.biz、google street view

Point4

アプリ

アプリ機能

多彩な撮影モード、編集機能

対応デバイス

PC、スマートフォン

通信性能

Wi-Fi+Bluetooth:高速通信化、無線接続が切れることも

バージョンアップ

頻繁

Point5

アフター

日本語サポート体制

日本語対応

情報充実度

書籍、ブログ等で豊富

対応アタッチメント

豊富

RICOH THETA SC2 for Businessの口コミ

ネット上のレビュー・口コミを要約しました。

ポジティブレビュー

とにかく撮影した場所の景色・雰囲気が全て映り、思いもしなかった映像が取れている事があるかもという 楽しみが隠されているカメラだと感じます。 普通のカメラも良いのですが、THETA SC2と併用して撮影すればより撮影した瞬間の情景が詳細に残せると思います。LINEやFacebookで専用アプリなしでも簡単に共有できる点も良い。旅行、子育て、結婚式などあらゆるシーンで活躍できそうです。
(2020/1/10)

THETAシリーズとInsta360シリーズを比較した結果、THETAシリーズを選びました。動画編集で、THETAのPC用ソフトがいま一つでしたので、一度はInsta360シリーズに傾きかけましたが、Insta360 sutadio2020がTHETAで撮影した動画で使用できることを知りました。
それならば4K動画の撮影ができるTHETA SC2で十分と考えて購入したのですが、手ブレ防止が強化されたTHETAのPCソフトで動画変換をしてInsta360 sutadio2020で編集すると期待した以上の動画が作成できとても満足です。
(2020/1/30)

オフィスビルで360度カメラを使用すれば、天井面の確認や機械室の配管ルートの確認ができます。 写真だと一方向しかわらないため、たくさん撮影をして、その結果個々の場所を忘れがちになります。 360度カメラは方向がわかって現調用途にとても良いです。建設業や不動産業にも使えると思います。
(2020/3/14)

スマホへの転送は動画も写真も画期的に早くなり感動ものでした。旧機種のTHETA SCだと、なかなか転送が進まなかったのですが、大幅に改善されていました。
(2019/12/26)

THETA SCから外観的に変わったのはサイドボタンが1つ増え4ボタンになり、シャッタータイマーボタンが追加されました。 そして最も大きくうれしい進化は小さな動作確認液晶画面が本体中央部に設置されたことです! このモニターの恩恵はとても大きく、今までのSCはLED発光で動画と静止画の区別程度でしたが、THETA SC2の液晶ではとても表示がわかりやすく現在のモード確認がとても容易になりより使いやすいです!
(2020/4/17)

ネガティブレビュー

4K録画になったのは良いが、1回の撮影で記録できる録画時間が短くなってしまった。
(2020/1/20)

内蔵メモリなので新たに記録メディアを購入する必要がないのは嬉しいが、SDカードのスロットを付けて任意でストレージ容量を増やせるようにしてほしい。
(2020/2/4)

長く使うのに、動画を本体に保存できる容量が少なく、スマホに転送しないといけない。 行動中に、なかなかこの作業はできないので、多少なりとも動画を撮影される方には THETA Z1THETA Vなど上位機種を購入された方が良いと思います。
(2020/3/1)

不意に訪れる撮影の瞬間は割り切って、本体だけを持って撮影するわけですが、フレーミングもブレボケピントも露出もわかりません。割り切りが出来る人にはすごくお勧めできるカメラです。
(2020/8/19)

動画は4Kになったが、ヘッドマウントディスプレイでVR視聴するにはまだまだ解像感が物足りない。
(2020/7/8)