RICOH THETA Vとは

RICOH THETA Vは2019年1月現在、最も人気のある360度カメラTHETA SCの上位モデルです。一番大きな特徴はこのコンパクトなカメラで4Kの360度動画が4K画質で撮影できる点です。手軽に4K360度動画を撮影できるカメラとしては最もTHETA Vがおすすめです。上位モデルだけあって360動画の画質性能以外にも、ライブストリーミング機能、通信スピードなど、大幅に性能/機能が向上しています。

一方で高機能になった分、電源を入れてからの撮影できるように準備ができるまでの起動時間が20~30秒近くかかるようになった点が唯一の欠点として挙げられます。(スリープモードで回避することは可能ですが)

価格面ではTHETA SCは2万円前後で買えるのに比べてTHETA Vは倍以上の4万5千円前後とやや高額なカメラになります。静止画の画質だけならTHETA VとTHETA SCとでは大きな差はないので静止画しか撮影しない人に対してはTHETA SCのほうがおすすめです。

RICOH THETA Vの性能

RICOH THETA V

最もバランスの良い360度動画カメラ
メーカー RICOH(日本)
発売日 2017/9
寸法 45.2×130.6×22.9mm
重量 約121g
内蔵記憶 19GB
外部記憶 -
外部端子 microUSB2.0,MIC端子
項目 評価
静止画性能 4.5/5.0
動画性能 4.5/5.0
機能性 3.5/5.0
アプリ 4.0/5.0
アフター 5.0/5.0
総合評価 4.5/5.0

Point1

静止画性能

画素数

5376x2688px(5.6K/14MP)

スティッチング(つなぎ目処理)

目立たず綺麗

撮影モード

オート、シャッター優先、ISO優先、マニュアル
セルフタイマー撮影、リモート撮影、ノイズ低減撮影、DR補正撮影、HDR合成撮影、インターバル撮影、マルチブラケット撮影

夜間性能

夜景・星空も対応

Point2

動画性能

動画画質

3840×1920px(4K):29.97fps
1920×960px(2K):29.97fps

スティッチング(つなぎ目処理)

目立たず綺麗

撮影モード

オート
リモート撮影

夜間性能

夜景・星空も対応

手振れ補正

本体ジャイロ補正,アプリ補正

マイク

4ch

ライブストリーミング性能

3840×1920px(4K)/29.97fps
1920×960px(2K)/29.97fps

連続撮影時間

最大25分

Point3

機能性

操作性

-

バッテリー性能

内臓バッテリー:静止画で約300枚撮影可能

連携サービス

theta360.com、theta360.biz、google street view

Point4

アプリ

アプリ機能

多彩な撮影モード、編集機能

対応デバイス

PC、スマートフォン

通信性能

Wi-Fi+Bluetooth:高速通信化、無線接続が切れることも

バージョンアップ

頻繁

Point5

アフター

日本語サポート体制

日本語対応

情報充実度

書籍、ブログ等で豊富

対応アタッチメント

豊富

RICOH THETA Vの口コミ

ネット上のレビュー・口コミを要約しました。

ポジティブレビュー

4K360度動画が撮れる点が決め手となり購入しました。以前旧機種のTHETA Sを使っていましたがTHETA Sと比較すると、画質の差を大きく感じることができました。また表面仕上げが良く、シンプルかつスティック状なのでスタイリッシュと言えます。
(2018/8/27)

最大の魅力は動画性能でした。タイムラプスや4Kならではの画質を楽しめます。またYouTubeに動画をアップロードしても楽しめます。
(2018/8/27)

マイクが旧機種のTHETA SCの1つから4つに増えたので、環境音をしっかりとらえることができます。水辺において撮影すれば、それだけでもリラックス用の動画になります。
(2018/7/7)

THETA Vでは転送速度が大幅に改善されました。THETA Vは旧機種のTHETA SCの10倍といっても過言ではなく、特にアプリの設定画面でWi-Fiの周波数を5GHz に設定すると動画の転送速度がTHETA SCで静止画を転送した時のような速さになりました。これだけ転送速度が速ければどんどん撮影したくなります。
(2018/7/7)

不動産物件の撮影のためにTHETA Vを使用しました。画質、転送速度、使いやすさなど考慮しても品質は優れています。
(2020/5/21)

ネガティブレビュー

旧機種のTHETA Sと比較してバッテリーが早めに無くなる気がしました。
(2019/10/1)

シャットダウン後の起動はOSを搭載した関係で時間がかかります。スリープモードにしておけば素早く撮れます。
(2018/9/2)

スマホとの接続が悪いと感じることがあります。スマホの機種(OS)が対応しているか確認した方が良いと思います。
(2018/10/3)

カメラではありませんが、スマホの編集アプリの操作性が悪いと感じます。本格的な動画編集は出来ず、あくまでもSNSに投稿するための遊びと考えた方が良さそうです。
(2019/2/10)

4K動画は前モデルと比較すると綺麗ですが、それでも4KテレビのようなものではなくFullHDレベルです。360度で4K、それを引き延ばして見ているということなのでしょう。
(2017/12/20)