RICOH THETA Z1とは

RICOH THETA Z1は最も人気のある360度カメラRICOH THETAシリーズの最上位モデル(2020/12月時点)です。従来のRICOH THETAとの一番の違いは静止画画質(解像度/センサーサイズ/光学系)の大幅向上です。手軽に高画質な360度写真を撮影できるカメラとしてはTHETA Z1が最もおすすめです。最上位モデルだけあって写真の画質性能以外にも、表示パネル、手振れ補正性能なども向上しています。4K360度動画/ライブストリーミングや通信スピード、プラグイン拡張機能などTHETA Vの特徴も引き継いでいます。
デザインは筐体がマグネシウム合金になり高級感に加えて堅牢性もあがりました。過去のRICOH THETAシリーズに関してサイズ/重量共に1サイズアップしました。撮影ボタンの位置も少し下がり変更が加わっています。

性能が大きく向上した半面、価格面では12万円以上と従来のTHETAシリーズと比べて大幅に値上がりした。
(2020/12月現在 THETA SC: 2万3000円前後/THETA SC2: 3万2000円前後/THETA V: 4万2千円前後)
動画の画質だけならTHETA Vとでは大きな差はないので動画中心に撮影しない人に対してはTHETA Vのほうがおすすめです。写真にこだわって撮影したい人にはTHETA Z1のほうがおすすめです。

RICOH THETA Z1の性能

RICOH THETA Z1

RICOH THETA Z1
トータル評価No.1!高画質360度カメラ
メーカー RICOH(日本)
発売日 2019/3
寸法 48×132.5×29.7mm
重量 約182g
内蔵記憶 19GB
外部記憶 -
外部端子 microUSB3.0(Type-C),MIC端子
項目 評価
静止画性能 5.0/5.0
動画性能 4.5/5.0
機能性 4.0/5.0
アプリ 4.0/5.0
アフター 5.0/5.0
総合評価 4.5/5.0

Point1

静止画性能

画素数

6720×3360px(7K/22.5MP)

スティッチング(つなぎ目処理)

目立たず綺麗

撮影モード

オート、シャッター優先、ISO優先、絞り優先、マニュアル
セルフタイマー撮影、リモート撮影、ノイズ低減撮影、DR補正撮影、HDR合成撮影、インターバル撮影、インターバル合成撮影、マルチブラケット撮影

夜間性能

夜景・星空も対応

Point2

動画性能

動画画質

3840×1920px(4K):29.97fps
1920×960px(2K):29.97fps

スティッチング(つなぎ目処理)

目立たず綺麗

撮影モード

オート、シャッター優先、ISO優先、絞り優先、マニュアル
リモート撮影

夜間性能

夜景・星空も対応

手振れ補正

本体ジャイロ補正,アプリ補正

マイク

4ch

ライブストリーミング性能

3840×1920px(4K)/29.97fps
1920×960px(2K)/29.97fps

連続撮影時間

最大25分

Point3

機能性

操作性

-

バッテリー性能

内臓バッテリー:静止画で約300枚撮影可能

連携サービス

theta360.com、theta360.biz、google street view

Point4

アプリ

アプリ機能

多彩な撮影モード、編集機能

対応デバイス

PC、スマートフォン

通信性能

Wi-Fi+Bluetooth:高速通信化、無線接続が切れることも

バージョンアップ

頻繁

Point5

アフター

日本語サポート体制

日本語対応

情報充実度

書籍、ブログ等で豊富

対応アタッチメント

豊富

RICOH THETA Z1の口コミ

ネット上のレビュー・口コミを要約しました。

ポジティブレビュー

画質は、前モデルのTHETA Vよりも断然キレイになったので十分に満足しています。前モデルのTHETA Vで星空を撮影した際の画質でも満足していたのですが、全くの別物と感じるほど美しく撮れるようになったと思います。
(2019/6/7)

注目の機能はRAW(DNG)形式で保存できる機能です。HDRモードで撮影しなくても、白飛び・黒潰れから本来の絵を復元させることが可能です。真っ白にとんでしまった空から、青空や雲が出てきた瞬間、思わず感動の声がおぉー!っと出たくらいです。Adobe Lightroom Classicで編集することで、ノイズやシャープネスなども劇的に改善させることができるので、好みの絵造りを楽しめます。
(2019/6/11)

センサーが大きくなったので、今までの360度カメラとは別物です。1.0型のセンサーが搭載されたコンデジ2台を買ったと思えば高くない!何より画質が素晴らしい。十分に満足出来る360度カメラだと思います。
(2019/6/12)

価格で躊躇しましたが買いたい衝動を抑えられませんでした。実際買って、後悔は全くありません。画質が非常に素晴らしく、最高のプロシューマーカメラです。最高の相棒です。
(2019/7/10)

一眼レフカメラを扱えないカメラ初心者でも、THETA Z1ではとても簡単に綺麗な360度写真が撮れました。室内、室外の両方のシーンで撮影したところ、驚くほど鮮明な写真が撮れます。本当に簡単だったのでびっくりしました。
(2019/5/27)

海外ベンチャー製の競合機がある中で、国内ブランドの信頼感があります。特にビジネス用途でシェアを得ているからか、ファームウェアやアプリの更新がマメで意欲的です。
(2020/7/10)

プラグインで後付け機能を追加することができ、例えば発売時に無かった DualFisheyeプラグインを使うと画質が向上します。そんな成長するカメラなので買って良かったです。
(2020/7/10)

一眼レフを使用した360度撮影と比較して、THETA Z1での撮影は動画・静止画兼用が出来たり、高さのアングル調整が容易、狭小の部屋(トイレや風呂場など)の撮影でも便利、すぐに撮影写真を閲覧できる、効率的に撮影ができる、など多くのメリットがあります。
(2020/7/10)

手持ちHDR機能で、THETA Z1を固定して撮影できないもしくは被写体が動くケースでも品質の高い撮影ができる最強の選択肢を得ました。
(2020/7/10)

静止画画質は初代RICOH THETAに比べると大幅に良くなり、満足しています。切り出してパノラマ写真とかにも使っています。
(2020/2/7)

ネガティブレビュー

改善してほしい点は、バッテリーです。残量が〇%という形で詳細に表示されるので、常に電池の残量を意識させられてしまいます。
(2019/6/7)

使用しないときはスリープモードにするか完全なシャットダウンをするかの2つから選べます。完全なシャットダウンをすると立ち上がりに時間が少しかかるため獲りたい瞬間に撮れない場合があります。スリープモードにしておけば素早く撮れます。
(2019/5/24)

重さは約182gとそれなりに重いです。でも軽すぎると逆に不安定になってしまうためこのくらいの重量感がいいのでしょう。
(2019/5/21)

microSDなどで外部メモリで容量を増やせない点が気になりますが、逆にSDを用意しなくても使えると割り切っています。
(2019/5/26)

付属されているソフトケースの出し入れがきつく押し込み、引っ張り出す感じです。ケースから外れてしまうぐらいならきつい方が良いと思いますが、オプション品のソフトケースを買うのもありかもしれません。
(2019/6/14)

バッテリー交換不可ですが、セミハードケースTS-2を使用すると、移動中でも安全にモバイルバッテリーからの充電ができます。
(2020/7/10)

撮影データの記録は内蔵容量のみでSDカード非対応です。しかしWi-Fiのインフラストラクチャーモードや、USBメモリに直接転送するプラグイン(USB Data Transfer)があるなど撮影済みデータの移動手段は普通のカメラより充実しています。こまめにそれらを使って解決しています。
(2020/7/10)

動画性能は4K/30fpsとなっており、画質や手振れ補正は他社製品が若干有利に感じます。しかし4Kライブストリーミング、4ch空間音声効果など他社には無い機能はしっかりサポートされているので、そういった機能重視の方はZ1を選んだ方が良いと思います。
(2020/7/10)

液晶画面は少し小さいですが無いよりは大分便利です。
(2020/5/20)

RAW編集できるソフトの対応が少ないと感じる。
(2020/5/20)