絞りでレンズから入る光の量を調節

レンズから入る光の量は絞りの開き具合で調節しますが、それを数値化したものをF値と言います。
絞り値とも呼ばれ、F2、F2.1のように表示します。

式で表すと、
F値=焦点距離/有効口径
となります。

F値が小さいほど絞りが開いてレンズに入る光の量は多くなり、F値が大きいほど絞りが絞られてレンズに入る光の量は少なくなります。
そのため、暗い場所や夕方以降の撮影では大きく絞りすぎる(F値を大きくする)とシャッター速度が低下して、ブレを起こしやすくなるので注意が必要です。

絞りでボケの量を調節

また、F値(絞り)によって、ピントが合って見える範囲(ボケ具合)をコントロールすることができます。
F値を小さくするとカメラに取り込める光が多くなるので、ぼけやすくなります。
なお、F値の最小値はレンズごとに異なり、その最も小さい絞り値を開放絞り値(開放F値)といいます。