RICOH THETA SC2とは
RICOH THETA SC2は2019年12月に発売された、360度カメラTHETAシリーズのエントリーモデルです。手軽に360度写真を楽しむカメラとしてはTHETA SC2が最もオススメです。
エントリーモデルということで価格は3万円台とお手頃ですが、前モデルであるTHETA SCと比較して動画は4K画質に、また顔や夜景、車窓からの景色がきれいに撮れるプリセットの搭載、電池残量などが確認できるOLEDディスプレイの採用など、性能/機能がしっかりと向上しています。
特に今回初めて搭載されたプリセットでは、カメラ初心者でもシーンに応じたきれいな写真が撮れるようになっているため、今回初めて360度カメラを手にする方をしっかりと配慮した機能と言えます。
ただし動画は4K撮影が可能になったものの、1回の撮影で最大3分までと少し短めです。
価格面ではTHETA SC2は現行のTHETAシリーズで一番安価なモデルですが、静止画の性能は上位モデルであるTHETA Vと大きな差はありません。
なので静止画メインの方はTHETA SC2、頻繁に動画を撮る方や長い動画を撮影したい方は上位モデルであるTHETA V、RAW編集などをして静止画もさらに高解像度を求めたいという方はTHETA Z1を検討されることをオススメします。
RICOH THETA SC2の性能
RICOH THETA SC2
Point1
静止画性能
画素数
5376x2688px(5.6K/14MP)
スティッチング(つなぎ目処理)
目立たず綺麗
撮影モード
オート、シャッター優先、ISO優先、マニュアル
セルフタイマー撮影、リモート撮影、ノイズ低減撮影、DR補正撮影、HDR合成撮影、インターバル撮影、マルチブラケット撮影、プリセット(顔、夜景、車窓)
夜間性能
夜景・星空も対応
Point2
動画性能
動画画質
3840×1920px(4K):29.97fps
1920×960px(2K):29.97fps
スティッチング(つなぎ目処理)
目立たず綺麗
撮影モード
オート
リモート撮影
夜間性能
夜景・星空も対応
手振れ補正
本体ジャイロ補正,アプリ補正
マイク
モノラル
ライブストリーミング性能
非対応
連続撮影時間
最大3分
Point3
機能性
操作性
-
バッテリー性能
内臓バッテリー:静止画で約260枚撮影可能
連携サービス
theta360.com、theta360.biz、google street view
Point4
アプリ
アプリ機能
多彩な撮影モード、編集機能
対応デバイス
PC、スマートフォン
通信性能
Wi-Fi+Bluetooth:高速通信化、無線接続が切れることも
バージョンアップ
頻繁
Point5
アフター
日本語サポート体制
日本語対応
情報充実度
書籍、ブログ等で豊富
対応アタッチメント
豊富
RICOH THETA SC2の口コミ
ネット上のレビュー・口コミを要約しました。
ポジティブレビュー
とにかく撮影した場所の景色・雰囲気が全て映り、思いもしなかった映像が取れている事があるかもという
楽しみが隠されているカメラだと感じます。
普通のカメラも良いのですが、THETA SC2と併用して撮影すればより撮影した瞬間の情景が詳細に残せると思います。LINEやFacebookで専用アプリなしでも簡単に共有できる点も良い。旅行、子育て、結婚式などあらゆるシーンで活躍できそうです。
(2020/1/10)
オフィスビルで360度カメラを使用すれば、天井面の確認や機械室の配管ルートの確認ができます。
写真だと一方向しかわらないため、たくさん撮影をして、その結果個々の場所を忘れがちになります。
360度カメラは方向がわかって現調用途にとても良いです。建設業や不動産業にも使えると思います。
(2020/3/14)
スマホへの転送は動画も写真も画期的に早くなり感動ものでした。旧機種のTHETA SCだと、なかなか転送が進まなかったのですが、大幅に改善されていました。
(2019/12/26)
THETA SCから外観的に変わったのはサイドボタンが1つ増え4ボタンになり、シャッタータイマーボタンが追加されました。
そして最も大きくうれしい進化は小さな動作確認液晶画面が本体中央部に設置されたことです!
このモニターの恩恵はとても大きく、今までのSCはLED発光で動画と静止画の区別程度でしたが、THETA SC2の液晶ではとても表示がわかりやすく現在のモード確認がとても容易になりより使いやすいです!
(2020/4/17)
360度カメラの入門機として、本モデルは必要十分だと思います。
(2020/7/26)
動画の記録形式が汎用的なMP4なのが良いです。Google Photoにそのまま保存し再生できるのが素晴らしいです。
Insta360 OneRなどの様に独自形式で保存されると、編集必須で面倒だと感じてしまいます。
(2020/2/25)
これまで使ってきたTHETA Sと比較すると、解像感が全く異なる。カメラとしてとても進化していると感じる。例えば、紅葉した銀杏の大木を撮影してみたが、THETA Sよりも遠く高い位置まで葉の形がくっきりと写り、再生時、拡大ズームした際の画質が向上していることを確認した。カメラの実力が大幅に向上していると思う。
(2019/12/20)
ネガティブレビュー
4K録画になったのは良いが、1回の撮影で記録できる録画時間が短くなってしまった。
(2020/1/20)
内蔵メモリなので新たに記録メディアを購入する必要がないのは嬉しいが、SDカードのスロットを付けて任意でストレージ容量を増やせるようにしてほしい。
(2020/2/4)
不意に訪れる撮影の瞬間は割り切って、本体だけを持って撮影するわけですが、フレーミングもブレボケピントも露出もわかりません。割り切りが出来る人にはすごくお勧めできるカメラです。
(2020/8/19)
動画は4Kになったが、ヘッドマウントディスプレイでVR視聴するにはまだまだ解像感が物足りない。
(2020/7/8)
THETA Z1の方が画質がきれいで拡張機能も豊富だそうです。
(2020/7/26)
ボタン操作はわかりやすいのですが、サイドボタンは小さくて特に電源ボタンが押しづらいです。
スマホと連動させるならば、スマホからの操作はしやすいです。
(2020/2/25)
本体は樹脂製なので、質感がもうひと踏ん張りしてくれると所有欲も満たされそうです。
(2019/12/20)
レンズの両側が飛び出しているため、置くときはどちらかのレンズが接してしまいます。360度カメラなので仕方ないのですが、クッション性のあるケースが標準で付属しているので使っています。
(2019/12/20)
4K動画は最大3分間しか撮れないため、このあたりが改善されると動画撮影時も安心できる。
(2020/7/26)